2017.10.30 03:44ネットネット株ネットネット株について、グレアムは、「その価値が価格と比較して、少なくとも50%以上高いものだけを、「割安」銘柄と呼ぶこととする」としています(賢明なる投資家152頁)。つまり、価格は100円だけど、その価値が50%以上高い、価値は150円以上のもの、そのような銘柄が割安だ、ということですね。150円のものが100円で売られていれば割安。つまり、本質的価値の3分の2以下の価格で売られていれば割安だ...
2017.06.06 03:41賢明なる投資家 その2本書を読むときの注意点は、以下の3点でしょうか。★1点目 第4版が書かれた1972年は、債権利回りが7%を超えていたという異例の時代。そのような時代背景があることを念頭に読まなければならない。(株式投資の本だと思って読み始めると、本書の中で、債券の話が占める割合の多さにきっと驚くと思います。) グレアムは、債券と株を 債券:株=50:50 の割合で保有することを基本とせよ(場合によっては、債券:株...
2016.05.09 03:42「賢明なる投資家」バフェットの師匠であるグレアムの代表作の一つ。本書を通底しているのは、「資産」という実物を重視し、「成長」とか「将来の収益力」などという、しばしば過大評価されがちな要素に対するグレアムの極めて強い警戒感とか、投機に対する強い嫌悪感とかグレアムの、人間臭さというか、根底にある恐怖感や警戒心、慎重さ。また、本書の、投資の歴史を俯瞰するスタンス。1961年はこうだけど1970年にはどうだった、とか、基本...